将棋

趣味の将棋について考えてみる

私が将棋を始めたきっかけは、中学生時代にゲームとしてとても面白い魅力があった事なんですが、何より将棋を勉強していても親や周りに嫌な印象を持たれなかった事の方が大きかったのかなと思います。

将棋棋士の羽生さんが7冠制覇を達成して小学校の卒業アルバムに時代の出来事に記載されていたのを覚えています。世間も将棋についてはとても良い印象が広まっていた時代でした。

当時はテレビゲームに夢中になってしまい、よく親に注意を受けていましたが、将棋は違いました。就寝前にテレビゲームなんてとんでもない!しかし将棋の定跡書は全然問題ない!当時の私は長く続けるにはとても良い趣味だと思い、高校受験の際には将棋部があるところを探し、志望校に合格する為にとても勉強をしました。

無事に合格を果たした後は初めて将棋の道場に通い、自分の弱さを知りとても将棋が楽しくなりどんどん強くなりました。アマチュアの四段くらいになったくらいで一つの壁に当たったと思います。次の段位に行くためにとても努力して試験に臨みました。6回対局して3敗したら不合格という試験でストレートに3敗。勝ち越せば合格という試験なのに1勝も出来ませんでした。

世の中には天才が居て私は凡人だと痛感した1日でした。自分で人生を変えた日だったのを覚えています。

そこからは将棋から離れてしまい、過去の栄光だったかなと思える日々を過ごしてきました。将棋に携わる仕事がしたいと高校時代は思っていたんですが、その日を境に普通に勉強して大学に行くという人生を歩み始めました。

今思えば、凡人で全然良いと思えなかった後悔が残ります。将棋はとても魅力があるゲームであり、歴史があり誰もが知っているという趣味にするにはもってこいの遊びなのに自分から離れていった事が残念です。

大学、会社員時代はそんな事を考えることもなく将棋を忘れていましたが、今は違います。凡人にも楽しめるゲームであり、他者との交流も深められるツールでもあります。

機会があれば、将棋についてもこれから執筆していきたいと考えています。時間がとれるようになった今だからこそ、これから将棋に携わる仕事がしたいと高校時代に思ったことは本当だったと思います。

将棋で誰かの役に立つことができればそれで仕事なんだと今は思えます。プレイヤーとして頂点を目指したり新しい戦法を開発することは天才に任せて、私は交流を深めるとても楽しいツールだと言うことを世間に伝えられればと思います。

私もプレイヤーとしてある程度上達したいと欲求はありますので、勉強したことや定跡の考え方について今後は書いていけたらと思います。